市場のニーズをいち早く商品にフィードバック
ニチエイでは、額縁金具の多様化と同時に、建築様式の変化に即応するための研究開発にもいち早く取り組んできました。
木造住宅が主流だった昔と異なり、最近のマンションなどでは、コンクリートや石こうボードが主体となっており、従来の木壁用金具では対応できなくなってきました。そこで、ニチエイでは、壁の材料や構造に対応した取り付け方法の研究開発を意欲的に進め、石こうボード用をはじめ、ALC壁用、コンクリート壁用、合板中空壁用などの専用金具を開発。あらゆる壁に対応できる商品をラインナップしました。
さらに最近では、このノウハウを活かして、便利で豊かな生活のための様々な汎用フックを開発。額縁業界の枠を越えた新商品開発を行っています。

●商品開発の流れ

ご注文を受けた商品は翌日全国へ発送
ニチエイでは、専門メーカーとしての使命と機能をよりよく果たすために、商品開発に特に大きな力を注ぎ、同時に生産設備・機器および技術スタッフの充実に努めています。
1991年に竣工した奈良工場も、開発・生産体制をさらに強化拡充するために建設したもので、これにより本社、工場、配送センターが有機的に機能し、計画的な生産体制が確立されました。
生産管理、品質管理、在庫管理、販売管理など、すべての面においてコンピューターを導入して、各拠点をネットワーク化。より高品質な製品づくりと迅速できめ細かな顧客サービスを実施しています。

市場のニーズやお客様のご要望を商品ツールに反映
額縁金具およびその付属品は、用途やサイズが実に多種多様なため、お客様のニーズに的確にお応えするのが困難。──そんな声に対応して“ニチパック”では、取り付ける壁のタイプや用途によって、すぐに商品が選べるPOPや台紙を工夫した新パックシリーズ（ラックセット）を開発して、各販売店にご提案しています。
このようにニチエイではではて営業部員がお伺いしたご意見・ご要望を商品や販売ツールに反映することで、お客様とのよりよい関係づくりをめざしています。また、商品納品後もコンピューターを使ってきめ細かな販売管理を行い、各種資料や新商品の情報をご提供しています。